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★映画を味わう★
記憶に残すための映画鑑賞記録

【 座頭市と用心棒 】 

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「座頭市と用心棒」

1970年 日本
監督:岡本喜八
出演:勝新太郎、三船敏郎、若尾文子、米倉斉加年、岸田森、神山繁、細川俊之、
嵐寛寿郎、寺田農、草野大悟、常田富士男、砂塚秀夫、木村元、田中治、滝沢修 他

「また手を汚しちまった」人を斬り1人ささやく座頭市は安らぎを求めた。
以前 滞在した事のある平和な里を懐かしんだ市(勝新太郎)は3年振りに里を訪ねてみる。
しかし里は様変わりしてしまい、小仏一家のヤクザ者 政五郎(米倉斉加年)に仕切られていた。
小仏一家には佐々(三船敏郎)と言う用心棒の浪人が居た。
政五郎から市の殺害を依頼された用心棒だが、用心棒は戦わずにして市の力を見抜く。
お預けとなる2人の勝負。
用心棒とともに酒場を訪れた市はそこで懐かしい女将 梅乃(若尾文子)と再会する。
しかし梅乃もまた昔の彼女ではなくなっていた。

お尋ね者の市は牢へ入れられるが、小仏一家と敵対する生糸問屋の烏帽子屋弥助(滝沢修)に助けられる。 対立している弥助と政五郎は縁を切っていても元々は実の親子だった。
弥助のところで世話になる市。
弥助が持っていると言われている莫大な金を狙う小仏一家の政五郎と用心棒。
一向に見つからない金、その「金の話」の裏にはあるからくりがあった。

新たに現われる鉄砲使いの九頭竜(岸田森)、八州廻りの役人・脇屋陣三郎(神山繁)、江戸から戻って来る弥助の次男 後藤三右衛門(細川俊之)、更には大目付まで動き出し・・・・
座頭市と用心棒を中心に様々な人間たちの思惑が入り乱れていく事に。

座頭市シリーズ20作目となるこの作品。
今回の作品では勝新太郎と三船敏郎と言う大スターの競演を見る事ができる。
両スターともに大好きな私にはそれがどれだけ価値があるか^^
三船の役は用心棒、黒澤作品ではないがハマリ役だ。
強烈な個性を持つ2大スターを同じ画面の中に見るだけでもワクワクしてしまう。
今は亡き2人ではあるが、こうして映像に残っている事の素晴らしさ!

その辺を感じられない世代の人はあまり期待し過ぎない方が良いかもw

リメイクも多く作られている座頭市でも、座頭市と言えばやっぱり勝新太郎。
それ以外の市を認めない積りは毛頭ないが、私個人の中では勝の市を超える事は難しい。
あの体型であの声で白目を剥きガニ股で歩く勝新太郎の姿 =座頭市が私の中の方程式。
いつもコミカルですっトボけているのに、目にも止まらぬ居合い斬りとその強さ。
賭場では負け知らずの市、所々で痺れる決め台詞を吐く市、そして義理人情に厚く優しい市^^
まぁ要するにご存知の市であり、何本も続けて観たら書く事もなくなりそうだけど(汗)

対する用心棒役の三船敏郎はどこから見ても用心棒役の三船敏郎(笑)
勝新の演じる座頭市と言う個性強いキャラを前にしてもあの存在感はやはりさすがだ。
薄汚れた着物をはだけて着た浪人姿がこんなに似合う人も少ないだろう。

座頭市と用心棒、2人の間には友情らしきものが芽生えていくのだが・・・
果たして2人は直接対決するのか?そしてどちらが強いのか?
チョット誤魔化された感もありますが、そこはお互い事情のある大スターと言う事でご理解を(笑)
でも肩透かしにならない程度の微妙なバランスでは描かれています^^

用心棒には隠された裏の顔があったり、若く美しい若尾文子の存在が座頭市と用心棒の間で大きな役割を果たしたり、懐かしい俳優や若かりし頃の役者たちの姿を楽しんだりと面白いです。

欲に駆られた人間どもがバッタバッタと死んでいく!

用心棒は町民に聞く「ナンで市は一文にもならねえのに命懸けで働くんだ?」
町民が答える「市は銭金で働くやつじゃねえ」

↑ と言われている最中に、市はと言うと・・・・(汗) 本当にコミカルですよ^^
でも、人間臭いからこそ市が好きで、そんな市が逆にカッコ良いのです。

ラストに交差する2人の腕。
それに続くこの2大スターの顔のアップのツーショットに痺れます。
ボロボロになった2人の男の背中がヤバイ!カッコ良いです^^

「バケモノ」vs「ケダモノ」 (^0^)

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category: ★★★

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